『きみに読む物語』 | ぼやきますか?

『きみに読む物語』

「私は何処にでもいるただの平凡な男だ、ただ一つ誇れるものがあるとしたら愛に生きたということだろう」

今年4本目の映画に行ってまいりました。全世界が泣いたという『きみに読む物語』です。

ストーリー

とある療養施設に初老の女性(ジーナ・ローランズ)が暮らしている。滅入った気持ちで塞ぎ込んでしまう事の多い彼女、そこへデュークと名乗る初老の男性(ジェームズ・ガーナー)が気分が良い時を見計らって定期的にやってくる。彼はある物語を彼女に熱心に読んで聞かせるのだった…。
物語の舞台はノース・カロライナ州シーブルック。景色の綺麗な豊かな土地である。青年ノア(ライアン・ゴズリング)は夏の間避暑の為この町で過す良家の娘アリー(レイチェル・マクアダムス)と出会い一目惚れをする。熱心なノアにいつしかアリーも惹かれ二人は激しい恋に落ちる。それは抱き合いキスし合い喧嘩をしすぐに仲直りする、とても幸福であった満ち足りていた。しかし、夏の終わりと共に二人の間は引き裂かれる事となった、もともと肉体労働者であるノアに対しアリーの両親は良い感情を持っていなかったのだ。ノアはアリーに向け一日一枚365通の手紙を書いた。手紙は彼女の手には渡らなかった。そしてノアは第2次世界大戦勃発と共に戦場へ。二人の恋はこのまま終わってしまうのか?そしてデュークがこの物語を読み聞かせるその訳は?

感想

まず初めに言いましょう。泣きました泣きました泣きました。今まで観た映画の中で文句無しの1番です。
正直言って途中で展開が読めてきました、はっきり言ってベタな展開です。だけれど、これが泣かせるのです。アリー役のレイチェルの笑い方が下品でも感動なのです。愛するということの喜び、素晴らしさ、そして愛してしまうが故に陥ってしまう切なさや絶望、全てが詰まっています。奇蹟を信じた男の一途な愛が起こした奇蹟の物語なのです。是非皆様に楽しんでもらいたいからネタバレしないように書く為に言えない事もありますが、言いたい事たくさんあります。そして、改めて映画の素晴らしさを実感しました。大切な人と観てください。まだ、恋をしていない人でも恋したくなることでしょう。あなたの愛を呼び覚ます映画です。

永遠の愛をあなたは信じますか?